福交整備株式会社

意外と知らない。くるまの疑問

エコドライブ編

その他の疑問はこちらです。

Question1
最近ガソリンの価格が高いのはなぜ?
Question2
ガソリンの価格はどのように決められているの?
Question3
エコドライブってどんな運転?
column
エコドライブをしよう!

最近ガソリンの価格が高いのはなぜ?

原油が枯渇し始めているためです。

ソリンの価格が急騰し、みなさんのお財布も痛手となっていると思います。なぜ、ガソリンの価格が急騰したのでしょうか?それは、世界の産油が限界にあるためです。ガソリンの価格は需要と供給の関係にあり、原油が枯渇し始めれば、ガソリンの価格が高騰するわけです。

駄にガソリンを使わない為に、エコ・ドライブを心がけ、少しでも燃費を良くしましょう。エコ・ドライブをすることによって、地球温暖化の原因となっているCO2(二酸化炭素)の削減にもなります。

ガソリンの価格はどのように決められているの?

原油価格にガソリン税が上乗せされます。

ソリンの価格の内訳を説明する前に、原油や各種石油製品の国際単位である『バレル』についてご説明します。バレルの語源は『樽』であり、初期に取引していた際に樽で測っていたことに由来するそうです。これを分かりやすい『リットル』に直すと、1バレル=159リットルになります。

レルを原油1リットルに換算すると、1ドル=118円、1バレル=55ドルとした場合、原油価格は次のようになります。(相場は一例です)118円×55ドル=6,490円1バレル6,490円となり、これを1リットルに換算すると、6,490円÷159リットル=40.8円1リッター辺り40.8円が原油価格となります。

1ドル=118円、1バレル=55ドルとしてガソリン1リッター辺りの価格の内訳を出してみましょう。原油価格40.8円原油暫定税率0.17円石油税2.04円揮発油税48.6円地方道路税5.2円合計96.81円

計額に、精製費・約6円、運搬費・約4円、燃料店のマージンを加え、ここまでの総額に消費税を加えた金額がガソリン1リッター辺りの価格になります。これがガソリン価格の内訳ですが、これだけ原油が高騰しているにもかかわらず、未だに税金(ガソリン税)に消費税がかかる、タックス・オン・タックス(二重課税)という矛盾した税金がかかっていており、消費者を苦しめる原因になっています。

本におけるガソリンの年間販売量は約60,000千キロリットル、自動車保有台数は約79,000千台(平成18年現在)と言われています。これらの数字を元に自動車一台あたりのガソリン年間販売量の平均を求めると約759.5リットルになります。先ほどの例ではガソリン1リットルに掛かる税金は約56円で、この金額に掛かる消費税は2.8円になるので、年間ガソリン税に掛かる消費税は759.5リットル×2.8円=2,126.6円約2,126円となり、年間これだけの矛盾する税金を支払っていることになります。ガソリン税は国道や高速道路の建設・整備などに当てる費用として使われるべき税金ですが、現在、予算を無駄なく使用するために、税金を何にでも使えるように法の改正が進められています。

エコドライブってどんな運転?

環境に配慮した運転のことです。

コドライブとは[ecological]+[drive]の略語(和製英語)のことで、環境に配慮した運転方法のことです。

ぜ環境に配慮した運転が大事かというと、自動車などから出る排気ガス(CO2=二酸化炭素)による地球温暖化を防止する為です。CO2などの温室効果ガスは太陽からの熱を地球に封じ込め、地表を暖める働きがあります。CO2を多く排出することによって地球が暖まり、地球温暖化につながります。

球温暖化と聞いて何を想像するでしょう?地球の温暖化は異常気象・氷河溶解により海面の上昇、熱中症などによる健康のリスク、異常気象による食糧難など様々な面で懸念があります。

後の温暖化の予測として21世紀末には平均気温が1℃〜5℃以上も上昇するという予測が出ています。地球温暖化防止のためにエコドライブを心がけましょう。エコドライブは普段の運転の中で実践できるものばかりです。CO2をできるだけ排出しない運転は燃費の良い走り方にもなりますので、是非とも実践してみましょう。

エコドライブをしよう!

  1. 不要なアイドリングはやめましょう。

    車場の待ち時間や荷物の積み下ろしなどのちょっとした時間にエンジンを止める癖をつけ、アイドリング・スットプを確実に行いましょう。乗用車がアイドリングで使う燃料は10分間で約0.15リットル程度です。しかし、一回ではわずかな量でも、毎日続けると何十リットルにもなります。こまめにエンジンを止めることで、燃料の節約と地球温暖化の原因、二酸化炭素(CO2)の削減にもなります。

  2. タイヤの空気圧をチェック。

    るまの疑問(タイヤ偏)にも書いてある通り、空気圧が減ると燃費は悪化します。規定圧の約半分の空気圧で100km走った場合、約0.5リットルものガソリンが余計に消費されます。安全走行とガソリンの無駄使いをしない為にも習慣的に空気圧のチェックを行うようにしましょう。

  3. 不用な荷物は降ろしましょう。

    計な荷物を積むとそれだけ重量が増し、加速性能が悪くなるため、燃費も悪くなります。仮に30kgの荷物を積みっぱなしで、一ヶ月間に約1,000km走行すると、0.5リットル〜1リットル近くのガソリンを消費します。特に軽自動車などの車両重量の軽い車ほど影響を受けやすくなります。

  4. 暖機運転はほどほどに。

    機運転とは、走行前にエンジンを温めることで、通常1〜2分程度実施します。冬場などに寒いからといって、10分〜20分もアイドリングを行っていると、約0.2リットル〜0.3リットルのガソリンが消費されます。長いアイドリングを行わずに、低回転でゆっくり運転するのも暖機運転になります。

  5. 『急』のつく運転はやめましょう。

    発進、急加速、急ブレーキ、急ハンドル等の『急』のつく運転は、余分な燃料を使うだけでなく、危険な運転にもなります。一定の車間距離をとり、無駄な加減速はやめて、余裕を持った運転を心がけましょう。

  6. エンジンブレーキを効果的に使いましょう。

    速や長い坂などを下る時はエンジンブレーキを使い、早めにアクセルペダルから足を離して減速しましょう。エンジンブレーキを使うことにより燃費も良くなります。AT車(オートマ車)の場合は、OD(オーバードライブ)をOFFにしたり、シフトレバーをDレンジから3速や2速にシフトダウンすることで効果的に減速できます。

  7. 違法駐車や駐車場所について考えましょう。

    さんが車を止めているところは、交通の流れの妨げになっていませんか?車の流れが乱れる場所に停車(違法駐車)すると、不要な加減速をしたり、渋滞になったりして余計なアイドリングが増えるだけでなく、ドライバーの視界も妨げられるので、交通事故を引き起こす原因にもなります。違法駐車をやめてスムーズに走れる道路を作りましょう。

  8. エアコンの使用は控えめに。

    アコンを使用するとエンジンの回転数が上がり、燃費を悪化させてしまいます。温度調節・風量設定をこまめに行うようにしましょう。夏場の暑いときなどは冷やしすぎに注意しましょう。

  9. ドライブは計画的に。

    発前にルートプランを立てたり、地図やカーナビ等のアイテムを積極的に活用すると、ゆとりのある運転になり、急いだり・道に迷わなくなり、燃料の無駄使いも防げます。例えば、30分道に迷って余分に走行すると燃料を約1リットルも消費してしまいます。走る道などを決めてからドライブしましょう。

  10. 公共交通機関を利用しましょう。

    の使用を減らすことも大切なことです。多人数で出かける時には相乗りで台数を減らしたり、バスなどの公共機関を積極的に利用することでかなりのCO2を削減できます。また、近くに用事がある場合などには、できるだけ車を使わないようにしましょう。歩くのも健康に良いかもしれませんね。

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