暖機運転は、通常1〜2分くらいで十分です。不必要なアイドリングは、ガソリンの無駄になるのと、環境にも良くないので長いアイドリングはなるべく避けましょう。『低回転でゆっくり運転するのも暖機運転になります。』
※ | エコドライブ編にも暖機運転について書いてありますので、あわせてご覧下さい。 |
今の車の製造技術は高く、特に意識する必要はありませんが、新車を購入したら大事に乗りたいですし、慣れない車を運転するのだから、慣れるまで無茶な運転を避ける意味でも慣らし運転は必要かも知れません。
レギュラーガソリン仕様の車は、ハイオクガソリンを入れても性能は変わりません。ハイオクガソリン仕様の車はエンジンの設計自体が、ハイオクガソリンを前提に作られているので力を発揮できます。また、ハイオクガソリン仕様車にレギュラーガソリンを入れると100%の力を発揮できないので注意しましょう。
オクタン価とは、ノッキング(※)しにくい性質を表すもので、この数値の大きいものほどノッキングを起こしにくくなります。一般に市販されているガソリンのオクタン価は、1号(オクタン価96.0以上をプレミアムと呼びます)と2号(オクタン価89.0以上をレギュラーと呼びます)に分けられ、それぞれ、オクタン価100(プレミアム)と91(レギュラー)のものが多く用いられています。
※ | ノッキングとは、加速や坂道などの高出力を要求する運転時にエンジンから「キンキン」と金属を叩くような音が発生する現象です。この現象が続くとエンジンにダメージを与えます。 |
最近、耳にする「アーシング」。これは、簡単に言うと「車のアース配線の追加」です。車はコンピューターで制御されています。そのコンピューターには各種のセンサーが接続されており、そのセンサー等は、エンジンやその他各部に接続されています。各部に取り付けられたセンサーは電圧信号を出すセンサーが多く、ボディアースを基準に取っているものもあります。
ところが、車の電位は場所によって違います。それは、ボディをアース経路に使っているので、基準電位が大なり小なりバラつきが起こります。しかもエンジン本体等は直接ボディには触れておらず、ボルトなどの数箇所のみでしか接していないので導電性は悪く、そこに塗装や、各部に錆などが発生している分だけ、電気抵抗が大きくなってきます。
そこで、「バッテリーのマイナス端子を低抵抗のケーブルでエンジンブロック、ボディ、各種色々に直に繋いでしまう」というのが、アーシングの考えです。